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2016.09.12

ANIME

主題歌をサウンドプロデュースする「つんく♂」からのメッセージ

つんく

主題歌をサウンドプロデュースする「つんく♂」からのメッセージです!

 


 

アイドル事変 「主題歌をサウンドプロデュースするにあたり」 

シャ乱Qを結成し、音楽の世界に飛び込んで早28年。時代はどんどん変わっていきました。

 

思えば、アマチュアバンドの時代はテレビから音楽がどんどんヒットした時代で、バンドブームもありました。それに相反してテレビには絶対出ない!なんてニューミュージックやロックと言われるジャンルの人もいましたね。同時にアイドルと言われるようなジャンルの人たちもカリスマからお茶の間へどんどん変化していきました。「私もアイドルになれそう!」そんな合言葉があるような感覚にもなっていきましたね。

 

そして、僕がプロとなって上京した1990年代前半はレコードからCDへと時代も移り変わりCDがすごく売れる時代でした。レコード時代のヒットよりもCD時代のヒットの方が市場は大きかったように思います。シャ乱Qもロックバンドとしてテレビにもたくさん出演し、ミリオンセラーもたくさん出すことが出来ました。やがて、僕もいつの間にかモーニング娘。松浦亜弥など女性グループなどの音楽をたくさんプロデュースさせていただくこととなり、そのジャンルでもたくさんのミリオンセラーを出すことが出来ました。

 

そして2016年。音楽を聴くスタイルはCDだけに限らず人それぞれライフスタイルに合わせていろんなメディアで音楽を聴くようになりましたね。去年のあたり前が今年では過去のもの、なんてこともたくさんあります。そんな時代の中でも音楽そのものがなくなるわけではありません。

 

この度僕は2次元アイドルのサウンドプロデュースをすることとなりました。

 

これまた今までと違うジャンルに突入です。
しかし、これまでを遡ってもこういう時代の移り変わりの時に僕にとってのニュージャンルにチャレンジ。なにやら楽しい時代の幕開けの予感です。今回サウンドプロデュースするキャラクターたちは政治の世界で活躍するアイドルたちというなんともふざけた設定であるわけですが、だからこそ面白い。

 

テレビに出演するとかしないとか、そういうことをすっ飛ばして、アニメの中にしか存在しないアイドルグループが歌って踊る。そして世の中を元気にしていく。で、実際にはそれを歌っている声優さんや歌手のみなさんがいるわけで、その方々はその方々で真剣にレコーディングしてくれるわけで。過去にない面白さを感じながら楽曲制作してまいりました。

 

ただ一つ言えるのはバンドであってもアイドルであっても二次元であっても僕の場合はいつも同じ。

 

テーマは「ロックイズム」

 

今回の楽曲制作も「ロックイズム」の中で仕上げていきました。なので、音楽を聴いていただけたらわかると思いますが、かなり尖っています。ぱっと聞いた感じは「アニメ音楽じゃん!」って思うかもしれませんが、節々に「ロック」が散りばめられているので是非体感くださいませ。

 

歌詞にも注目くださいね!